手帳で振り返る方法|毎日・1週間・1か月・1年で書いていること
「振り返りをした方がよいと分かっていても、何を書けばよいか分からない」
「できなかったことばかり思い出して、振り返ると落ち込んでしまう」
このように感じることはありませんか?
私も以前は、仕事や家事、子育てをこなすことで精いっぱいになり、自分がどう過ごしたいのかを考える時間をあまり持てていませんでした。うまくいかなかったことがあっても、そのままにしていまい、同じことで悩んだり、自分のことを後回しにしたりすることも多くありました。
現在は、A5サイズの6穴バインダーを手帳として使い、毎日・1週間・1か月・3か月・1年の区切りで振り返りをしています。
毎回すべての項目を埋めているわけではありません。書けない日もありますが、よかったことや体調、時間の使い方などを少しずつ残すことで、自分や家族の小さな変化に気づきやすくなりました。
この記事では、私が手帳で振り返りを始めた理由と、頻度別に書いている内容、負担にしないための工夫を紹介します。
手帳で振り返りをするようになった理由
振り返りが大切と読書で学び、振り返りをするようになりました。定期的に振り返りをして、少しずつ変えていくことで、自分に合った暮らしにだんだん近づいていきました。
自分のことを後回しにしがちだった
私は、依頼された仕事や家族に関することは進められても、自分がやりたいことは後回しにすることが多いタイプでした。
「時間ができたらやろう」と思っているうちに忘れたり、やりたいことが多くて何から始めればよいか分からなくなったりすることもありました。
手帳に記録を残すと、自分のためにできたことや、まだ気になっていることを目で確認できます。頭の中だけで考えるよりも、次に何をするか決めやすくなりました。
無理をして同じ不調や悩みを繰り返していた
忙しいと、うまくいかなかった理由を考える前に、次の予定やタスクへ進んでしまいます。
私には、忙しいときほど休まずに動いてしまう傾向があります。また、人が自分のことをどう思っているのかを気にして、考え続けてしまうこともありました。
手帳に事実と感じたことを書き、後から見返すことで、「なぜつらくなったのか」「自分に変えられることは何か」を客観的に考えられるようになりました。忙しいときほど意識して休み、自分ではコントロールできない相手の気持ちより、自分がコントロールできる行動に目を向けるようにしています。
頭の中で考え続けてしまうときは、白紙のページに気持ちを書き出すジャーナリングも取り入れています。
日々の小さな変化を残したかった
日常の小さな変化は、記録しなければ忘れてしまいます。
子どもができるようになったこと、家族に好評だったごはん、自分が続けられるようになった習慣などは、そのときには覚えているつもりでも、時間が経つと思い出しにくくなります。
大きな出来事だけでなく、日々の小さな変化を残したいと思ったことも、振り返りを続ける理由の一つです。
手帳で振り返ることで感じた変化
振り返りを続けるうちに、できなかったことだけを見るのではなく、自分の状態や変化を落ち着いて確認できるようになりました。
疲れやすい時間帯に気づけた
デイリーページには、予定ではなく、実際に何をして過ごしたかを記録しています。その横に、疲れた時間や体調、気持ちも書きます。
記録を見返すと、「この時間帯は疲れやすい」「予定が続くと余裕がなくなる」など、自分の傾向に気づけます。
私は肩こりがひどくなりやすいため、朝や寝る前にストレッチをするようになりました。また、忙しい日ほど休む時間を大切にし、無理を続けないよう意識しています。
感覚だけで判断するのではなく、記録をもとに予定の入れ方や休むタイミングを考えられるようになったことは、大きな変化でした。
続けられるようになったことが見えた
毎日過ごしていると、できなかったことに目が向きやすく、少しずつ続けてきたことを忘れてしまいます。
手帳に書いた内容や習慣トラッカーを見返すと、読書や朝の習慣など、以前より続けられるようになったことが分かります。
目立つ成果がなくても、「今週は何度か取り組めた」「先月より行動できた」と確認できることが、次も続けるきっかけになっています。
子どもの成長を残せるようになった
毎日の振り返りには、子どもの変化やよかった行動も書いています。
できるようになったことや印象に残った言葉などを一言でも記録しておくと、後から成長を振り返れます。育児で大変だったことだけでなく、うれしかったことにも目を向けやすくなりました。
次に改善することが明確になった
振り返りでは、「うまくいかなかった」で終わらせず、次にできる小さな行動まで考えるようにしています。
例えば、予定を詰め込みすぎたなら翌週は余白を作る、後回しにしたことがあるなら付箋に書いて実行する日に移す、といった形です。
ごはんを作ることに気が乗らない日が多いと気づいたときは、たくさんの種類を作ろうとするのをやめました。メニューを家族が好きなものに絞り、できるだけシンプルに進められる形へ変えています。
また、一人で落ち着く時間が必要だと分かってからは、朝や夜に手帳を開く時間を作るようになりました。暮らしの中で不快に感じることについても、ただ我慢するのではなく、避けられないか、別の方法に置き換えられないかを考えています。
大きな目標を立て直さなくても、次に変えることが一つ決まれば行動に移しやすくなります。
毎日の振り返りで書いていること
毎日の振り返りでは、その日の出来事を詳しくまとめることより、後から役立つことを短く残しています。
よかったこと
まず、その日にできたことや、うれしかったことを書きます。
「予定していた仕事が終わった」「子どもとゆっくり話せた」「早めに休めた」など、小さなことで構いません。
改善点だけを書くと、振り返りが自分を責める時間になりやすいため、よかったことにも意識して目を向けています。
改善点や気づき
思うように進まなかったことがあれば、事実と気づきを簡単に書きます。
ここで大切にしているのは、「できなかった」と書くだけで終わらせないことです。「予定が多すぎた」「始める時間が遅くなった」など、少し理由を考え、次に変えられそうなことがあれば、実行するようにしています。
体調と時間の使い方
デイリーページのタイムラインには、実際に使った時間を記録しています。また、疲れや肩こりを感じた時間や、気持ちの変化も残します。
毎日細かく分析するわけではありません。記録がたまったときに見返し、同じ傾向がないか確認しています。肩こりや疲れが続いていると分かったときは、朝や寝る前のストレッチ、休む時間の確保など、できることを考えます。
育児や食事の記録
子どもの変化や、家族に好評だったごはんも書いています。
食事の記録は、次に献立を考えるときにも役立ちます。育児についても、困ったことだけでなく、できるようになったことやよかった行動を残すようにしています。
1週間の振り返りで書くこと
1日単位では分かりにくい変化も、1週間分をまとめて見ると気づきやすくなります。週の終わりには、記録とタスクを見返し、翌週につなげます。
よかったこと
日々の振り返りと同じように、よかったことやうれしかったこと、できたことを書き出します。
1週間を振り返って改めて書くと、「今週こんなにできたこと・よかったことが多かったのか!」と改めて気付かされることが多いです。
うまくいかなかったこと
できなかったことや、予定どおりに進まなかったことを確認します。
ただし、反省だけで終わらせず、「なぜそうなったのか」「ほかにいい方法はあるかな」と少し考えるようにしています。
考えるときには、メモのページを使って、思いつたアイディアを書いていくことが多いです。
翌週に取り組む内容を決める
今週うまくいったことの中から、翌週も続けたいことや「母」「妻」など自分の役割別に取り組みたい項目を書き出して、来週はどのような1週間にしたいかを考えます。
母として子どもをどうサポートしたいのか、妻として夫にどのようなことをしてあげたいのか、フリーランスとしてこんな仕事にチャレンジしたいなど、役割別に書き出すことで、偏った取り組みにならず、うまく進むようにも感じています。
未完了タスクを振り分ける
私はタスクを1枚の付箋に一つずつ書いています。週の振り返りの際に、終わらなかった付箋を確認し、翌週に行うもの、後日に回すもの、今は行わないものに整理します。
未完了のタスクをそのまま積み重ねず、本当に必要かを見直すことも大切にしています。
1か月・3か月・1年の振り返りで書くこと
期間が長くなるほど、細かな出来事よりも、目標の進み具合や暮らし全体の変化を確認します。
目標の進み具合
1か月以上の振り返りでは、その月の目標に対して何ができたかを見ていきます。
達成・未達成だけで判断せず、途中まで進んだことや、取り組む中で変わった考えも記録に残します。目標が今の生活に合わなくなっている場合は、無理に続ける必要はありません。
3か月・1年の振り返りでは、短期間では分かりにくかった積み重ねや、方向性が大きくずれていないかを確かめます。
1日・週の振り返りと同じようによかったことと改善点を書き出す
1か月の振り返りでも、よかったことや改善点・気づいたことを書き出します。
特によかったことには、マイルドライナーで線を引いています。
次の期間に優先すること
最後に、次の1か月で優先したいことを決めます。決める際は、年間目標やビジョンなどを再度確認しながら、自分のなりたい方向に進むように設定することが大切です。
やりたいことをすべて詰め込むのではなく、「今の自分にとって大切なことは何か」を考え、優先するものを絞ります。
ここでも役割別に取り組みたいことを考えるようにしています。
振り返りが負担にならないための5つの工夫
振り返りは、続けること自体が目的ではありません。負担になって手帳を開けなくならないよう、次のことを意識しています。
1.すべての項目を毎回書こうとしない
その日に必要だと感じた項目だけ書きます。体調について特に変化がなければ省き、印象に残ったことがあれば、その一つだけを書くこともあります。
2.書けない日があっても気にしない
忙しい日や疲れた日は、何も書けないこともあります。空白を後からすべて埋めようとせず、また書ける日から再開します。
※ここに「手帳が続かないのはなぜ?」への内部リンク
3.改善点だけで終わらせない
振り返りが反省会になると、続けることが苦しくなります。
改善したいことがあった日も、できたことや助かったことを一つ探します。よかったことと改善点の両方を見ることで、その日の状態を偏らずに確認しやすくなります。
4.一言だけでも記録する
文章にまとめる必要はありません。
「今日は疲れた」「仕事が一つ進んだ」「早く寝る」など、一言だけでも、後から見ればその日の状態を思い出すきっかけになります。
5.次の小さな行動を一つ決める
改善したいことがいくつも見つかっても、一度にすべてを変えようとしません。
「明日は10分早く始める」「予定を一つ減らす」「気になっていることを付箋に書く」など、次にできる小さな行動を一つ決めます。
振り返りに迷ったときの質問例
何を書けばよいか迷ったときは、すべてに答えようとせず、気になる質問を一つ選びます。
毎日の振り返り
- 今日よかったことは何?
- 今日できたことは何?
- どの時間帯に疲れを感じた?
- 時間を多く使ったことは何?
- 明日、一つ変えるなら何?
1週間の振り返り
- 今週進んだことは何?
- 続けられたことは何?
- うまくいかなかった理由は何?
- 翌週へ取り組みたいことは何?
- 来週、優先したいことは何?
1か月・3か月・1年の振り返り
- 目標に対して、どこまで進んだ?
- 以前と比べて変わったことは何?
- 仕事・暮らし・家族の中で、よかった変化は何?
- 今後も続けたいことは何?
- 次の期間に優先したいことは何?
- 今の目標は、現在の自分にも合っている?
質問の答えをきれいな文章にする必要はありません。箇条書きや一言でも、今の自分を確認する材料になります。
まとめ|振り返りは自分を責めるためではなく、次に生かすために行う
私は手帳を使い、毎日・1週間・1か月・3か月・1年のすべての区切りで振り返りをしています。
デイリーページでは、よかったことや改善点、体調、時間の使い方、育児や食事について。1週間の振り返りでは、進んだことや未完了のタスク、翌週に続けることを確認します。1か月以上の振り返りでは、目標の進み具合や仕事、暮らし、家族の変化を長い目で見ます。
振り返りは、できなかったことを探して自分を責めるためのものではありません。できたことや小さな変化にも目を向け、これからの暮らしや働き方を、自分に合う形へ少しずつ整えるためのものだと考えています。
私自身も、振り返りを通して、忙しいときほど休む、ストレッチをする、ごはん作りをシンプルにする、一人で手帳を開く時間を作るといった行動につなげてきました。不快に感じることを我慢し続けず、避ける方法や別のやり方を考えることも、自分に合う生活を探す一つの方法だと感じています。
